今回のリポートは、萩美術館・浦上記念館にお伺いしました~!
12月3日まで開催されている「フィンランドグラスアート 輝きと彩のモダンデザイン」同時開催「ムーミンの食卓とコンヴィヴィアル展」のご紹介です!
フィンランド・グラスアート 輝きと彩のモダンデザイン
お話をお伺いしたのは、萩美術館・浦上記念館の後藤さんです。
フィンランドのガラス製品は、機能性とともに洗練された美しさを誇る芸術品として、世界中で高い評価を受けていることでも知られています。お洒落な北欧の食器やフラワーベースって可愛いですよね♪
今回ご紹介するガラス作品は、これまで日本であまり紹介されてこなかった芸術的志向の高いアートグラスあるいはユニークピースと呼ばれる作品が圧倒的多数を占めているんですよ、と後藤さん。
20世紀前半から現在までの世界に名だたるフィンランドの8名のデザイナー・作家たちが独自にデザインした芸術性豊かな作品を中心に、
約130件を超えるガラス作品をフィンランド国内の珠玉のコレクションを観ることが出来るそうですよ。楽しみです。
後藤さんに、中でも注目の2点をご紹介いただきました!
アアルト・フラワー
一つ目は、アアルト夫妻の1939年の作品「アアルト・フラワー」です。
器とオブジェを兼ねた作品で、皿と鉢、ボウルを重ねることで花の彫刻のように見えてきます。
80年以上前の作品とは思えないほど、モダンでスタイリッシュなデザインですよね!緑のグラデーションが美しいです。
カヤック
二つ目は、ティモ・サルパネヴァの1954年の作品「カヤック」です。
サルパネヴァはフィンランドを代表するデザイナーの一人で、なんとイッタラのシンボルマーク「i」のデザインは、彼がデザインしたものだそうです!
サルパネヴァは、この作品は「決して皿ではなく、ガラスによる彫刻なのである」と言っています…まさにオブジェの様ですよね。
他にも、美しくユニークなアートガラスの作品が、数々展示されていました。
とっても綺麗で、うっとりします。ぜひ生で見て頂きたいです…!
ムーミンの食卓とコンヴィヴィアル展
そして同時開催の「ムーミンの食卓とコンヴィヴィアル展」です!
世界的なキャラクター「ムーミン」の食文化と共生をテーマとした挿絵原画などを展示。
コンヴィヴィアルとは、「ごちそう」や「共生」(共に生きる)、「心地よいこと」を意味するとのこと。
ムーミン谷の仲間たちの食を通してくつろぐ姿に、食べることと共に生きることのつながりを感じ、心がゆったりとするような展示となりますよ、と後藤さんが話してくださいました。
フィンランドといえばムーミン。食べること、ともに生きること。豊かな暮らしが感じられる、温かい展示となっていました!
※画像は萩美術館・浦上記念館の公式サイトより引用致しました
11月3日(金・祝)にはムーミンのおはなしリレー朗読会も開催
関連イベントとして、エフエム山口パーソナリティがムーミンの絵本をリレーで朗読する朗読会も開催されます♪大人から子どもまでお楽しみいただけますよ!
みなさん秋のお出かけにぜひ!萩美術館・浦上記念館へ訪れてみてはいかがでしょうか。
後藤さん、本日はありがとうございました!
萩美術館・浦上記念館
所在地: 〒758-0074 山口県萩市平安古町586−1
閉館日;月曜日