エフエム山口の第370回放送番組審議会が10月24日に開かれ、令和6年10月12日に放送した『ひといき やまぐち3070・ピンクリボンキャンペーンSPECIAL「大切なあなたへ」~女性へ届ける歌とメッセージ~』を聴取していただき、講評を受けました。
番組内容
山口県は、毎年10月を「やまぐちピンクリボン月間」と定めて、乳がん および 子宮ガン について定期的な検診・受診の大切さを伝える普及啓発を行っており、今年は県の展開する「やまぐち3070・ピンクリボンキャンペーン」とお昼のレギュラー番組「ひといき」がコラボレーションして、山口県の主催する「大切な女性に贈る、日々の思いメッセージコンテスト」のメッセージを番組でも募集。番組内で、7月から9月末まで毎週木曜日にお寄せいただいたメッセージとリクエストを放送しました。
この特別番組は、そのコラボレーションの完結編に位置づけられる番組です。
パーソナリティは、「ひといき」を担当していた新井道子。
「大切な女性に贈る、日々の思いメッセージコンテスト」の入選作をはじめ、番組宛てに送っていただいたメッセージやリクエスト曲を放送。
山口県医療政策課保健師の津田さんをゲストに迎えて、がん検診についての大切さや山口県の状況、来年1月末まで続く「やまぐち3070・ピンクリボンキャンペーン」の内容について詳しくお話をうかがいました。
審議会では、30分に編集した番組内容を聴取、講評をいただきました。
委員からは
- 番組冒頭で、以前の9月までの展開を含め、県内各地のピンクライトアップの紹介もあり、これから始まる番組のイメージができて、スムーズに入っていくことができた。
- リスナーからのメッセージやキャンペーンの入選作品などの紹介があり、ただ伝えるだけでなくリスナーに心に訴えかけるものがあったのではないか。
- 女性だけのメッセージだけでなく、男性からのメッセージもあって良かった。
- かかった曲も愛をテーマにした曲で一貫性があった。
- タイトルは「女性へ」となっているが、男性へ向けたメッセージもあり、お互いに大切に思うという気持ちが伝わってきた。
- 「3070」の説明が番組中盤まで無く疑問に思っていたので、もっと早いタイミングで紹介してもらいたかった。
- 「こんなことがあったら検診したほうが良い」という、検診に行くキッカケになるような具体的な話があると良かった。
- 予防策などについてもプラスされると、さらに広がりが出たかもしれない。
- 実は「ひといき」での放送を聞いていて、このキャンペーンの存在を知ったので、キャンペーンの周知には効果があったのではないか。
- 「自分のことを後回しにしがち」「自分を大切にしてね」というメッセージは、今の自分や周囲のお母さん達の状況を考えると、確かにそうだなぁと実感した。
- 大賞を受賞したメッセージは、何が受賞の理由となったのを知りたかった。
- パーソナリティの新井さんが「ガンにかかってしまった」ということだけでなく、「検診を怠った」という実体験も話されていて説得力があった。
- 心温まるメッセージと愛をテーマにした曲が最初から最後までずっと流れてきて、前半は感動できたのだが、後半は新しい感動が生まれづらかった。
- 検診に行ってもらうことが目的ならば、検診の内容とか検診に必要な時間とか、忙しい人はどのようにすれば受けやすくなるのかなどの具体的な話を聞きたかった。
などのご意見をいただきました。