第372回 放送番組審議会

エフエム山口の第372回放送番組審議会が1月23日に開かれ、令和7年1月3日に放送した新春特別番組『COZINESS~10th Anniversary Special~ヒロさんと大和の山口ってどうなん?』を聴取していただき、講評を受けました。


番組内容

午後のワイド番組『COZINESS』が、2015年12月1日の番組開始から10年目に突入。
アニバーサリーイヤーを飾る第1弾の展開となった新春特別番組!
2024年にニューヨークタイムズ紙で山口が話題となりましたが、普段の放送で様々な角度から深掘りしてきた「山口」の魅力は、他県の方々にも通用するのか?山口の魅力を再検証しようと試みた1時間55分の録音番組です。

パーソナリティはCOZINESS担当の大和良子と、大和良子がパーソナリティデビューした際の担当ディレクターでもあった関西のレジェンドDJ ヒロ寺平さんの師弟コンビ。
山口県内の各所を実際にドライブして巡り、現地での体験ロケだけでなく、移動中の車内トークもふんだんに盛り込み、パーソナリティ二人の歯に衣着せない会話と、ヒロ寺平さんの選曲によるドライビングミュージックで構成しました。
審議会では、30分に編集した番組内容を聴取、講評をいただきました。


委員からは

  • とても楽しく聴けた。
  • 「山口ってどうなん?」というストレートなタイトルで、どんな内容なのか疑問に思ったが、番組冒頭でしっかり説明されていたので良かった。
  • ヒロ寺平さんは、さすがレジェンドという感じのトークで、テンポも良くジョークも交えてとても聞きやすかった。
  • 音楽もドライブが楽しくなるような選曲で良かった。
  • 県民にはよく知られた観光地の紹介が多かったが、もっと深掘りしても良かったのでは。
  • 観光地の話題だけでなく地元方言ネタなども入ってきて面白かった。
  • 山口駅と新山口駅のアクセスが不便という発言はとても気になったが、どういうシチュエーションでそう感じたのかなど、もっと具体的な話も聞きたかった。
  • 日頃からCOZINESSを聴いているが、ガンゼキ/ガンザキ論争の聖地「三田川交差点」という、リスナー(ある意味オタク)の共通用語として生まれた場所がこの特番に出てきて、ネットの動画やSNSなどに通じる若い感性を感じた。
  • 番組のライトな感じは、YouTube動画を見ているような軽さで聴きやすかった。
  • 車内のトーク部分は、車で聴いているリスナーにとっては聞き辛かったかもしれない。
  • 総括部分での二人のトークは、もっと山口全体の話を聞きたいと思う一般のリスナーと、COZINESSについての色々と話を聞けた番組リスナーとで、感想が異なるかもしれない。
  • 最後に、ヒロさんが放送局として何ができるかなど、実行可能なポジティブな指摘をされていて良かった。
  • 曲がたくさんかかっていて、これをプレイリストとして山口をドライブしたら気持ちよいのだろうと思うが、選曲理由をもう少し詳しく聞きたかった。
  • 出演が、比較的高音で山口弁を話す女性と、比較的低音でテンポ良い関西弁の男性という二人で、とても聴きやすかった。
  • 観光地の感想では、「関西で言えば」などの比較をしてもらえたら、もっと面白かったかも。
  • 方言の話題では、某関西のTV番組の曲が使われていて、演出の苦労が感じられた。
  • 外から見てどうなのかということについて、褒められるのか批判されるのかのバランスは難しいと思うが、賛辞だけでなく適度にアドバイスもあって良い構成だった。
  • 総じて、楽しく聴けた。
  • 自分は県東部の光市の出身だが、まさにガンザキという言葉を使っていて、いつも通勤で通過している交差点が、ガンゼキとの境目になっているというのは面白かった。
  • ラジオで観光地を紹介するというのは、とても難しいと感じた。
  • CX-80というクルマの良さなどをもっとアピールすればスポンサーのメリットになったと思ったが、実際の放送では色々な紹介がされていたということなので安心した。
  • 実力のある二人なので、観光地などは、もっと詳しく説明できるのだろうけれども、取材場所も多くて時間の関係もあって簡単に済ませたのかなぁとも思った。
  • 地元をよく知っている人と知らない人の二人で有名な場所を巡るというのは、テレビも含めて良くあるパターンだけれども、楽しいだけでなく、方言の継承や交通アクセスの問題点など真面目な話もあってとても良かった。
  • 総括では具体的な提案もあって、今後もこのような番組を作っていただきたい。

などのご意見をいただきました。