ワイン担当の独り言その13

とうとうseason13まで連載

記念にワインを開けることを決意しております

 

 

 

 

とある理由でパスポート申請に行った時の話

 

 

パスポートは学生の頃に一度申請に行ったが

 

 

卒業旅行で使った後は一切使うことなく

 

 

そして見ることもなく

 

 

 

どこかに消え去っていた

 

 

 

当然ながら期限も切れていたので再申請は必須

 

 

でも申請の記憶は全てdeleteされていたので

もう一度やり方を検索検索検索

 

 

 

知り合いに早く行けよとそそのかされることでようやく重い腰を上げ

 

 

 

市役所に向かう決意を固める

 

 

 

事前に受け取った説明書を血眼で読み漁った俺にとって

 

 

間違いなどあるはずがない

 

 

 

名前も生年月日も住所も大丈夫なはずだ

 

 

学生時代に1回しか使わなかったのに10年版を申請した後悔を忘れていないワイン担当は

 

 

5年版のチェックを見逃さず

 

 

いざ持参!!

 

 

 

 

すると

 

 

 

 

 

写真のサイズが適合していないという不備

 

 

 

 

まあまあまあ

 

 

そんなこともあるだろう

 

 

こんなの想定の範囲である

 

 

バックの色の指定をしっかり耳と頭に入れながら

 

 

再度ここに現れることを宣言して後にする
 ※パスポート申請所

 

 

 

ちなみに他にも書類が必要で

 

住民票、戸籍謄本、なども必要らしい

 

 

想定の範囲である

 

 

 

住民票はそのまま市役所でGET

 

 

戸籍は遠く離れた故郷に申請せねばならない

 

 

 

しかしながら時代は令和である

 

 

 

コンビニで申請ができる時代なのだ

 

 

 

わざわざあの山に囲まれた田舎町に帰還する必要がない

 

 

 

近くの711に駆け込む

 

 

 

しかし

探せど探せど自分の自治体が見つからない

 

 

もしや知らないうちにM&Aされてしまったか

※市町村合併をかっこいい言い方で

 

 

そんなはずない

 

市役所に電話する

 

 

あった

 

 

ちゃんと市は存在した

 

 

 

しかしここで驚くべき情報を耳にする

 

 

 

 

 

コンビニ申請の対象外自治体だということを……

 

 

 

 

 

想定の範囲外である

 

 

 

 

肩をがっくりとおろすワイン担当

 

 

どうしてこんな田舎町に生まれてしまったのか……

 

 

これほどデジタル化に置いて行かれた街が存在するのか……

 

 

 

 

 

 

しょんぼりしながら母に電話をする

 

 

 

戸籍謄本を送ってくれと

 

 

 

それと次の市長選ではデジタル化を推進する候補に投票してほしい旨も

 

 

 

 

 

心地よく承諾してくれる母

 

 

感謝しかない

 

 

生んでくれてありがとう

 

 

 

 

これですべての資料がそろった

 

 

 

後は再度現れることを約束したあの地に向かうだけである

 

 

 

 

パスポート申請所に赴く

 

扉に手をかける

 

ゆっくりと押す

 

 

 

横開き扉だったので間違ってないふりして横に引く

 

 

 

 

書類を見せる

 

ニヤリと笑う

 

 

どうだ

 

 

これでパスポートが貰える

 

 

簡単なことだ

 

 

ワイン担当を妨げる障害は何もない

 

 

こみ上げる高笑いを必死に我慢する

 

 

目の前のお姉さんは資料をじっくり眺めている

 

 

不備を探すかのように

 

 

不備などあるはずない

 

 

私失敗しないので

 

 

 

 

そしてお姉さんが自分に向けてこう言い放った

 

 

 

 

    顔のサイズが小さくて申請できません

 

 

 

 

Σ( ̄□ ̄|||)!!!

 

 

なんということだ

 

俺としたことが

 

写真を2回も間違えるなんて

 

 

 

小顔ですねという誉め言葉ではないことはお姉さんの表情から明らかである

 

 

 

完全なミスだ

 

 

 

泣きそうな顔になるワイン担当

 

イライラするワイン担当

 

二度とこねーよ!

とは言わないが

かなりぶっきらぼうな態度でドアを閉める様相

 

 

無念

 

 

 

 

その後

 

 

ちゃんと取り直して無事申請ができましたとさ

 

 

こんなに面倒なことになるなんて……

 

ちゃんと説明書を隅々まで読むべきだった

 

 

というどうでもいい話

 

 

次回

 

アメリカ編突入

 

お楽しみに

 

 

(‘ω’)ノシ