今週のキーワードは「栄枯盛衰」。
先日、ある高価なイタリア赤ワインを飲む機会がありました。
そのワインは、1990年代のものを何度か飲んだことがあり、イタリアでトップのワインという印象でした。
値段が高くなりすぎて、全く飲めていませんでした。
当たり年の、2010年もの。
目の前でグラスに注がれました。
何年ぶりだろう、楽しみ!
まず、色は良し。
次、香り。
あれ?
抜栓して数時間は立っているはず、ブショネでもないのに、期待していた、華やかな香りを感じない。
軽くスワリングしても、伸びてこない。
一口、飲んでみる。
あれ?
味わいに深みが感じられない。
広がりもない。
その後、3時間かけて飲みましたが、全く伸びてこず、ダメでした。
その生産者は、地元ではNO,1になり、他の地域での生産も拡大。
ワインビジネスとしては、大成功している大御所です。
が、フラッグシップのワインがこれでは、先が見えます。
期待していた分、余計にがっかりの夜でした。